FEFについて
「発泡ゴム保温材」は全世界で標準的に使用されている商品です。 英語ではFlexible Elastomeric Foamと総称され、頭文字をとって-「FEF」と呼ばれています。
発泡ゴム保温材は他の保温材と比較して柔軟性、伸縮性、防湿性に優れています。 特に結露が発生しやすい低温領域でも吸湿が少なく、長期にわたり初期の保温性能を持続します。
難燃性にも優れ、粉塵の飛散などもありません。そのため商業施設、高層ビル、クリーンルーム、食品・飲食の工場、 石油・ガス・化学プラント、鉄道車両や船舶などの空調設備を中心に幅広く使用されています。
発泡ゴム保温材のJIS規格制定のお知らせ
柔軟性発泡ゴム保温材に関するJIS制定
建築物、住宅に設置される配管、ダクトなどには保温材が用いられています。保温材は冷暖 房の熱や冷気を逃さず、結露を防止するなど、建築物の省エネ化や快適な室内環境の実現に 重要な役割を担っています。
日本では繊維系や発泡プラスチック系の保温材が普及していますが、近年、施工が容易・配管の腐蝕を起こしにくい等の理由から、多くの気泡を取り込んだ構造になっている「柔軟弾性発泡ゴム」が着目されています。この度、新市場創造型標準化活用制度を活用し「柔軟弾性発泡ゴム」についてJISが制定されました。これにより信頼性や認知度が向上し、利用普及と市場拡大が期待されます。
JIS(日本産業規格)とは
JIS(Japanese Industrial Standards)は、製品、データ、サービスなどの種類や品質、それらを確認する試験方法又は評価方法や、要求される規格値などを定めており、例えば生産者、サービスの提供者、使用者・消費者などが安心して品質が良い製品を入手したり、サービスの提供を受けることができるために用いられています。
経済産業省で、技術の進歩や社会的環境の変化等、必要に応じてJISを制定・改正しています。
JISについて、詳しくは下記のサイトを御覧ください。
その他詳細
今回制定されたJIS規格
規格名:柔軟弾性発泡ゴム保温材
規格番号:JIS A 9516 制定日:2021年12月20
資料
2021年12月20日公示JISリスト(PDF形式:21KB)
柔軟性発泡ゴム保温材に関するJIS制定(PDF形式:104KB)
注意
柔軟性発泡ゴム保温材についてJISが制定された旨であり、各社発泡ゴム保温材が認定を受けた訳ではありません。